交際費

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勘定科目の一つである「交際費」(読み仮名:こうさいひ、分類:営業損益)に関する解説です。どういった時に使用される勘定科目なのかの説明と、具体的な仕分けのサンプルを掲載しています。

交際費とは

交際費とは得意先や仕入先など営業上必要となる接待や交際のために支出する費用のことです。

不特定多数の人ではなく得意先や仕入先など普段の事業に関係がある人に対する接待費などが該当します。乱用されないように資本金が1億円以超える企業は交際費は損金とはなりません。資本金が1億円以下の場合は400万円以下の場合は支出の90%、400万円を超える場合は一律360万円までしか損金として認められません。取引先との会議に関連して発生する会議費との区別も必要です。

交際費はどのような時に使用されるのか

「交際費」科目がどういった時に使用されるものなのかについて確認します。

交際費の発生

交際費に該当する支出があった場合に発生します。

(借方) (貸方) 
交際費xxxx 預金xxxx

「交際費」科目の仕分けサンプル

では具体的な取引毎に仕訳のサンプルを見ていきます。

得意先の接待を行った。飲食代5万円は現金で支払った。

(借方) (貸方) 
交際費50,000 現金50,000

取引先と会議を行いその後懇親会を行った。会議に要した費用は3万円であり、懇親会に要した費用は10万円であった。

(借方) (貸方) 
会議費30,000 現金130,000
接待費100,000   

( Written by Tatsuo Ikura )